おにのべんじょ
鬼の便所
国内
場所・異界
- どんな話か
- 法善寺の裏山に住んでいた鬼が用を足したという、二つの大岩の間の場所である。
- 細部
- 寺の背後にそびえる山には、昔ここに鬼が棲みついていたという伝えがある。その鬼は並び立つ二つの大きな岩をまたいで用を足したといわれ、その場所は今も鬼の便所などと呼ばれている。岩の隔たりの大きさから、鬼の体の途方もなさを想像させる話になっており、恐ろしさよりも滑稽味の勝つ語り口である。地形の特徴に名を与えて由来を説く、石の伝説の典型といえる。
- 広まり方
- 1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』の口頭伝承、鬼の石の項に収められている。
- 地域
- 長野県麻績村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ