かるまいのおによけのかがみもちとよもぎ
軽米の鬼除けの鏡餅と蓬
国内
場所・異界
- どんな話か
- 軽米町では鬼除けの年中行事が伝わり、鏡餅を食べたり菖蒡と蓬を戸口に挿したりして鬼を防いだという。
- 細部
- 軽米町には鬼にまつわる年中行事の言い伝えがいくつか残る。旧暦六月一日には、正月に供えていた鏡餅を火であぶって食べる習わしがあり、これを「鬼の骨」と呼ぶ。この日は鬼がやって来るとされるが、この餅を噛んでおけば鬼が来ないのだという。また、五月の節句の宵には鬼が娘をさらいに来るとされ、家の入り口や屋根に菖蒡と蓬を挿して備えた。菖蒡はもともと刀であったため鬼が触れると斬れてしまい、蓬の匂いは鬼が近寄れないものとされている。
- 広まり方
- 1983年刊『晴山の民俗―岩手県九戸郡軽米町旧晴山村―』の「六 年中行事」および「九 口承文芸」(東洋大学民俗研究会)に記録された複数の話をまとめた。
- 地域
- 岩手県軽米町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ