いわみのおにをおうむすめ
岩美の鬼を追う娘
国内
場所・異界
- どんな話か
- 鬼が出没していたころ、雪の晩に宿った娘がヒイラギの葉と豆で鬼を追い払い、翌朝姿を消して神様だったとわかったという。
- 細部
- 岩美町にはかつて鬼が出没し、人を食らうなどして村を荒らしていた時期があったと伝えられている。ある雪の降る晩、一人の若い娘が宿を求めてある家を訪ねてきたので、家の者は娘を招き入れ、この土地を鬼が荒らしていることを話して聞かせた。すると娘は、戸口にヒイラギの葉を打ちつけたうえで豆をまくというまじないをおこない、それを見た鬼はたちまち逃げ去っていったという。ところが翌朝になると娘の姿はどこにも見当たらず、あとになってあの娘こそが神様であったのだと語られるようになった。
- 広まり方
- 1970年の『民俗採訪』に掲載された、國學院大學民俗学研究会による鳥取県岩美郡岩美町旧小田村の調査記録に記録がある。
- 地域
- 鳥取県岩美町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ