いまばりのおにをいるゆみまつりとしょうがつさほう
今治の鬼を射る弓祭と正月作法
国内
場所・異界
- どんな話か
- 鬼を追う弓祭や正月の作法、亥の子の囃し言葉など、市内には鬼を退ける行事と俗信が広く残る。
- 細部
- 亥の子の晩には、その年に男児の生まれた家を男たちが回り、金を出さない家に対して祝わぬ者は鬼を産め蛇を産めと囃し立てた。大三島町の宗方では、西方の小島に住んで作物を荒らした鬼を弓矢で射殺したことが祭の起こりとされ、正月の弓祭で五穀豊穣と悪魔退散を祈る。祭を取りやめた年は不作だったともいう。早津佐神社の弓祭では、その朝に牛が寝ていた方角へ矢を射たが、それは鬼の来る方角と考えられたためで、今は海から陸へ向けて射る。吉海町では正月七日の朝に鬼が来るとして、戸口に篩を吊し呪文を唱えてから雨戸を開けた。
- 広まり方
- 1915年の『郷土研究』山田角人「亥子歌の類例」、1963年『あゆみ―富郷の民俗―』、1967年『あゆみ―愛媛の弓祭―』(森正史)、1984年刊『愛媛県史』第九章第一節四に記録がある。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ