ひらたむらのおにのうでとりかえし
平田村の鬼の腕取り返し
国内
場所・異界
- どんな話か
- 渡辺綱が鬼の腕を持ち帰り取り返された話や、田村麻呂を地蔵が弓で助けた話が平田村に伝わっている。
- 細部
- 渡辺綱という人物が鬼を退治し、その腕を持ち帰ったことがあった。ところが鬼は夜のうちに綱の家へ忍び込み、奪われた腕を取り返すと、破風から外へ逃げていったのだという。この出来事にちなみ、渡辺の姓を名乗る家では、以来破風を作らない習わしになったと伝えられている。また別の話では、蓬田山に棲む鬼を相手に田村麻呂が苦戦していたところ、大きな地蔵が現れて弓を張って助けてくれたため、その地は弓張木と呼ばれ、地蔵が祀られるようになったという。
- 広まり方
- 1975年の『小平の民俗―福島県石川郡平田村旧小平村―』所収、東洋大学民俗研究会による口承文芸の記録に見える。
- 地域
- 福島県平田村
- 年代
- 平安時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ