おににんぎょう
鬼人形
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 幕末につくられた鬼人形の山車をめぐり、心中して生き残った女に男の妄念が取り憑くが人形を外に置くと収まったという話。
- 細部
- 幕末のころ、函館にひときわ優れた腕を持つ人物がいて、大江山の酒呑童子を題材にした山車を作り上げたという。青鬼と赤鬼を配した異様な出来栄えで評判になった一方、心中を図って一人だけ生き延びた女がいて、死んだ男の思いに苛まれるようになってしまった。困り果てて、この鬼を象った人形を家の外に置いたところ、それ以降は男の亡霊が現れることはなくなったと伝えられている。
- 広まり方
- 1930年の『旅と伝説』所収、深瀬春一「松前怪談十種」に記録がある。
- 地域
- 北海道函館市
- 年代
- 幕末
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ