ふくしまのおにがうめたみずうみ
福島の鬼が埋めた湖
国内
場所・異界
- どんな話か
- 湖だった福島盆地を鬼が土で埋めようとして途中でやめ、信夫山と一杯森ができたという伝説。
- 細部
- 福島市に伝わる話では、かつて福島盆地が一面の湖であった頃、一匹の鬼が背負い籠であるタンガラを担ぎ、吾妻山から土を運んでは湖を埋め立てようとしていたという。ところが作業の途中で夜が明けてしまったため、鬼は姿を隠して立ち去ってしまった。このとき積み上げられた土がそのまま残ってできあがったのが信夫山であり、タンガラについていた土をこぼれ落とした場所が福島市森合にある一杯森であると伝えられている。土地の地形の由来を鬼の未完の土木工事として語る、開闢伝説のひとつである。
- 広まり方
- 2003年の『磐城民俗』所収、木口勝弘「福島の石ヶ森伝説考」に記録がある。
- 地域
- 福島県福島市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ