あずみののおにとものみいわのゆらい
安曇野の鬼と物見岩の由来
国内
場所・異界
- どんな話か
- 物見岩の鬼をめぐる地名由来と、指の跡が残るという鬼なで岩の話が伝わる。
- 細部
- 物見岩を住処にしていた鬼は坂上田村麻呂の矢を受け、首と尾が飛び散った。首の落ちた地が名九鬼、尾の落ちた地が柏尾となり、いまの地名になったという。一方で、矢を放たれた鬼が逃げ出して名九鬼の人々に助けを求めたことからその名がついたとも語られ、同じ地名に二通りの説明が並んでいる。またある家の庭には、鬼が手で撫でたという鬼なで岩があり、指の形が残るとされる。近くには手を拭いた手ふき岩もあったが、今は失われている。
- 広まり方
- 1976年の『中京民俗』掲載の丸山崇と原良輔による伝説、および1990年刊の『長野県史 民俗編 中信地方 ことばと伝承』第十二編の石の伝説、鬼の石の項に載る。
- 地域
- 長野県安曇野市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ