あさくらのかさおにとてんのうのとむらい
朝倉の笠鬼と天皇の葬い
国内
場所・異界
- どんな話か
- 斉明天皇が世を去った後、大きな笠を着けた一体の鬼が朝倉山の頂から葬いの様子を見守っていたという。
- 細部
- 斉明天皇が世を治めて六年目に崩御した、そのすぐ後の出来事だという。執り行われた葬いの儀式の様子を、朝倉山の頂から静かに見下ろしている者があった。大きな笠をかぶった一体の鬼であり、儀式のあいだじっと動かず見つめ続けていたのだと伝えられている。一国の主の死という重大な場面に、人ではない者が立ち会っていたと語り継がれている点が、この言い伝えを印象深いものにしている。
- 広まり方
- 1975年の『日本随筆大成』第二期所収、滝沢馬琴「燕石雑志」に記録がある。
- 地域
- 福岡県朝倉市
- 年代
- 飛鳥時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ