おみやのかみさま
お宮の神様
国内
場所・異界
- どんな話か
- 旅の奥方がお宮に隠れた際、神様のお告げで前世の因縁を知り、泥棒を改心させたという話。
- 細部
- ある侍の奥方が旅の途中で宿を探していたところ、たまたま立ち寄った家が泥棒の住まいだった。奥方はとっさに近くのお宮へ逃げ込んで身を隠したところ、お宮の神様が姿を現し、これは前世からの因縁であり、その泥棒がかつて借りた三文の銭に利息が積もりに積もって、今の持ち物をすべて差し出しても足りないほどになっていると告げた。この言葉を聞いた奥方は恐れることなく泥棒の家に引き返し、神様から明かされた因縁の次第を語って聞かせ、自分の持っていた財産をすべて差し出した。すると泥棒はその誠実さに心を打たれて悪事から足を洗い、改心したという。
- 広まり方
- 1978年の『民俗採訪』所収、国学院大学民俗学研究会「石川県石川郡河内村」に記録がある。
- 地域
- 石川県白山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ