おまつだいごんげん
お松大権現
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 無実の罪で夫と自分を死に追いやられた女性お松の飼い猫が化け猫となり、悪徳商人と役人に復讐したという、徳島藩に伝わる怪猫伝説。
- 細部
- 徳島藩の庄屋の妻お松は、返済済みの借金を理由に夫を無実の罪で追い込まれて病死させられ、奉行所に訴えても賄賂を受けた役人に退けられたため、最後は藩主に直訴して処刑されたと伝えられる。その後、お松の飼っていた三毛猫が化け猫となって恨みのある富豪と役人の家を滅ぼしたとされ、正義のために直訴した女性として「お松大権現」に祀られた。佐賀の鍋島化け猫騒動、福岡の有馬藩の化け猫騒動などと並ぶ「日本三大怪猫伝」の一つに数えられている。
- 広まり方
- 江戸期の実際の事件が下敷きとなり、地元の口承と神社の由緒を通じて語り継がれ、勝負事の神としての信仰にもつながっている。
- 地域
- 徳島県小松島市
- 年代
- 江戸時代前期(貞享年間、1680年代)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ