おくりひょうしぎ
送り拍子木
国内
場所・異界
- どんな話か
- 夜回りが「火の用心」と唱えて拍子木を打ちながら割下水沿いを巡ると、打ち終えた直後に、同じ調子の拍子木が背後から返ってくる。
- 細部
- 江戸の本所、現在の東京都墨田区で語られる本所七不思議の一つ。夜回りが割下水沿いを巡り、「火の用心」と唱えて拍子木を打ち終えると、背後から同じ調子の音が返る。振り返っても人影はなく、音だけが夜の町を追ってくる。雨の夜にも聞こえたとの語りがあり、静まり返った町の反響にすぎないという説明も古くから併記されてきた。現在は大横川親水公園の擁壁に、本所七不思議を題材にしたレリーフがある。姿を伴わない純粋な音の反復として語られる点が特徴である。
- 広まり方
- 本所七不思議の枠組みで江戸から語り継がれ、現在も同シリーズの一話として紹介されている。
- 地域
- 東京都墨田区(本所・割下水沿い)
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ