おこんさま
オコン様
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 対馬の寺に祀られるオコン様は、非業の死を遂げた側室の霊で、安産祈願の対象となっている。
- 細部
- 対馬市厳原町のナリヤヒ寺(表記は原資料のまま)には、オコン様と呼ばれる女性の霊を祀る信仰があり、安産を願う人々が参拝する。オコン様はもともと京都出身で、対馬の殿様のもとへ側室として迎えられた人物だったと伝わる。ところが周囲の女性たちから激しく妬まれ、いざ子を産もうというときに、産婆までがその女性たちに加担して腹帯を締め上げ、命を奪ってしまったという。非業の死を遂げたオコン様の霊は、後に自分に祈願すれば出産の苦しみを軽くすると告げたとされ、これをきっかけに安産祈願の参拝が広まった。
- 広まり方
- 1944年の『民間伝承』所収、山口麻太郎「出産と村のモノイミ」に記録がある。
- 地域
- 長崎県対馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ