おきく
お菊
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 八風峠の社の奥にある皿池へ皿を投げ入れると、水が荒れて雨が降ると信じられていた。
- 細部
- 八風峠に祀られる八風大名神は雨を乞う神とされ、今は鳥居だけが残る。その社の奥にお菊の皿池と呼ばれる池があり、ここへ皿を投げ入れると池が荒れ、雨が降ると信じられてきた。皿という道具立てと、お菊の名を負う池という組み合わせで、水を鎮める側ではなく乱す側から雨を招こうとしていることになる。静かに祈るのではなく、あえて水面をかき乱す点にこの土地のやり方が表れている。
- 広まり方
- 1965年の『民俗文化』所収、辻川亀吉「雨乞い」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県東近江市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ