おぐりはんがんとてるてひめのゆのみねつぼゆでんせつ
小栗判官と照手姫の湯の峰つぼ湯伝説
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 毒殺された小栗判官が餓鬼のような姿で蘇り、恋人の照手姫に車を引かれて熊野の湯の峰温泉に浸かることで元の姿を取り戻したという伝説。
- 細部
- 恋仲になった照手姫の父の怒りを買った小栗判官は、酒宴で毒を盛られて命を落とす。閻魔大王の計らいで、目も見えず口も利けない餓鬼のような姿でこの世に送り返された判官は、熊野の湯に浸かれば元の姿に戻れるとのお告げを受ける。判官とは知らぬまま、亡き恋人の供養のためにと照手姫がその車を引いて熊野まで送り届け、四十九日にわたって湯の峰温泉のつぼ湯に浸けたところ、判官はもとの姿に戻ったとされる。現地には照手姫が車を引いた跡や、蘇生後の判官が力試しをしたという力石など、伝説にちなむ史跡が今も残る。
- 広まり方
- 中世の説経節・浄瑠璃の演目として広まり、熊野詣でにまつわる霊験譚として語り継がれてきた。
- 地域
- 和歌山県田辺市(湯の峰温泉)
- 年代
- 室町時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ