おぎやあなき
おぎやあ泣き
国内
場所・異界
- どんな話か
- 出陣する父が穴に埋めた赤子の泣き声が今も聞こえるとされる場所で、昼でも薄暗く人が寄りつかない。
- 細部
- いくさに出向く父親が、やむにやまれぬ事情で我が子である赤子を穴の中に埋めてしまったという言い伝えが残る場所がある。空腹の頃合いになると土の下から赤子の泣き声が聞こえてくるといい、土の上に食べ物を置いてやるとその声はぴたりと止むそうだ。そこは「おぎゃあ泣き」と呼ばれるようになり、今でも近づく人はほとんどなく、昼間でも薄暗く感じられる場所として語り継がれている。
- 広まり方
- 1962年の『芸能』所収、国学院大学説話研究会「四国の口承文芸―那賀郡平谷周辺(其の二)―」に記録がある。
- 地域
- 徳島県那賀町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ