おふえた
御笛田
国内
場所・異界
- どんな話か
- 真野長者の家に草刈三平と名乗る人物が住み込み、動かぬ大牛を牽き笛を吹いたのち姿を消し、田から笛が出たため御笛田と呼ぶという。
- 細部
- 真野長者の家には美しい一人娘のほかに、どうやっても動かすことのできない大牛がいたという。あるとき蝦夷征伐のために訪れたやんごとない身分の人物がこの屋敷に身を寄せ、みずから草刈三平と称して住みつくようになった。三平は長者の娘と睦まじくなり、あの動かない大牛も軽々と牽いてみせ、頼母山で草を刈るかたわら、妙なる音色の笛を吹いて聞かせたという。ところがある時から三平はいつの間にか姿を消してしまう。のちにその田から見事な笛が掘り出されたことから、この田は御笛田と呼ばれるようになり、馬を入れず、肥料には金肥だけを用い、不浄を忌む特別な田として扱われてきた。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』伝説・屋敷・城館の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県大河原町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ