おだいしさん
お大師さん
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 機織りの布を大師に少しずつ分け与えた女が、望みどおり仏になりたいと願い、着物のまま仏になった話。
- 細部
- 昔、ひとりの女が機を織っていると、そこへお大師さんがやって来て、手水の手拭いにしたいから布を分けてほしいと頼んだ。女は言われるままに布を切って渡す。お大師さんはそれから毎日のようにやって来ては同じことを頼み、女は一機分にあたる二丈八尺もの布を、七日のうちにすっかり分け与えてしまった。最後にお大師さんが望みを尋ねると、女はこのまま仏になりたいと答える。すると女はそのままの姿で、端切れの紫縮緬に黒繻子の着物をまとった仏さまになってしまったという。
- 広まり方
- 1978年の『四国民俗』所収、水野一典「香川県綾歌郡綾上町の昔話その他」に記録がある。
- 地域
- 徳島県阿波市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ