おぼうりき
おぼう力
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 墓地で赤子を抱き続けると怪力を授かるとされ、耐えられず命を落とす者もいたという。
- 細部
- 仙北市には、天正寺の墓地で赤子を抱いた女に出会い、その子をしばらく抱いていると怪力を授かるという、おぼう力の話が伝わっている。文化文政のころ、相撲取りの宇治川が重くなっていく赤子を最後まで抱き通し、江戸の力士も敵わないほどの力を得たとされるが、寺の和尚はそれ以上の力持ちであったという。一方、清兵衛という力士は同じようにおぼう力を授かろうとしたものの、あまりの重さに耐えかねて赤子から手を放してしまい、その瞬間に命を落としたと語られている。
- 広まり方
- 『旅と伝説』1934年掲載、武藤鉄城「おぼう力の話」に記録された伝承である。
- 地域
- 秋田県仙北市
- 年代
- 江戸時代
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ