おばすてやまでんせつ
姨捨山伝説
国内
場所・異界
- どんな話か
- 年老いた親族を山中に置き去りにする「棄老」を描いた説話で結び付けられた山。古くは月の名所として和歌に詠まれた地でもある。
- 細部
- 10世紀半ば成立の説話集『大和物語』に、更級の男が育ての親を月夜の山中に置き去りにし、後で後悔して連れ戻したという棄老譚が記されている。ただし江戸期の史料では冠着山と姨捨山は別の山として扱われることもあり、両者が同一視されて「姨捨山」の呼称が定着したのは明治時代、地元有志(更級村初代村長)が国への請願活動を行った結果とされる。この地はそれ以前から『古今和歌集』(10世紀初頭)に月の名所として詠まれていた。
- 広まり方
- 平安時代の和歌を通じて月の名所として知られ、棄老説話が加わって全国的な知名度を得た。現在も自治体や観光協会が代表的な郷土伝説として紹介している。
- 地域
- 長野県千曲市・冠着山(旧更級郡)
- 年代
- 平安時代(10世紀半ば、大和物語成立)
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ