といれのかい
トイレの怪
国内
場所・異界
- どんな話か
- 学校の便所に潜む声が赤白の紙を選ぶよう迫るといい、低学年児童は連れ立って用を足しに行った。
- 細部
- 尼崎市内の小学校で語られた話である。便所に入ると「赤いのと白いのとどちらがいいか」というふうに問いかけてくる声の主がいるといい、正体は誰も見た者がないままお化けと呼ばれていた。答え方を誤ればよくないことが起きるとされ、低学年の児童、なかでも入学したばかりの一年生の間で急速に語り継がれた。ひとりで便所に立つのを恐れた子どもたちは、何人もで手をつなぎ数珠つなぎになって連れ立って向かうようになったという。学校という日常の場に紛れ込んだ怪異が、集団行動という形で子どもたちの生活に影響を与えた例といえる。
- 広まり方
- 『近畿民俗』1972年掲載、柏原夫佐子「おばあさんから聞いた話」に記録がある。
- 地域
- 兵庫県尼崎市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ