にゅうじょうづか
入定塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 川越市小仙波町にある入定塚は高僧が生きたまま穴に入り念仏を唱えて死んだ場所とされ、傍らの杉は木肌を切ると血が流れる亡者杉と呼ばれる。
- 細部
- 川越市小仙波町には入定塚と呼ばれる塚がある。かつてこの地で一人の高僧が、生きたまま自ら穴の中に入り、念仏を唱え続けながら息を引き取ったと伝えられ、その入定の跡地であることから入定塚という名がついたのだという。塚のかたわらには一本の杉の木が立っており、この杉は木の肌を切りつけると血が流れ出るといわれ、亡者杉という異名でも呼ばれている。さらに、この地で人が死ぬとその杉の幹に足跡がつくとも語られており、高僧の入定にまつわる聖地として畏れ敬われてきた場所である。
- 広まり方
- 1986年刊行の『新編埼玉県史 別編2(民俗2)』第十二章第二節「聖地」の項に、根津富夫の記録として収められている。
- 地域
- 埼玉県川越市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ