にゅうばいにわきでるみず
入梅にわき出る水
国内
場所・異界
- どんな話か
- ある家の井戸は普段釣瓶で汲むが、入梅になると清らかで冷たい水があふれ出し、梅雨が明けると元に戻るという。
- 細部
- 京都のある人家にある井戸は、ふだんは釣瓶を下ろして水を汲み上げる、ごく普通の井戸である。ところが入梅の時期を迎えると、この井戸の水は自然とあふれ出し、出水通りの溝へと流れ込んでいくのだという。あふれ出る水はこの上なく清らかで冷たく、良質な水として知られている。しかし入梅の時期を過ぎてしまうと、この不思議な湧き出しはぴたりと止まり、井戸はまたもとの普通の様子に戻るのだと伝えられている。
- 広まり方
- 1983年刊『続日本随筆大成別巻』に収められた玉田永教「年中故事」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ