にょにんきんせいのやま
女人禁制の山
国内
場所・異界
- どんな話か
- 女人禁制とされた野手上山を祖母が8合目まで登ったところ、突然の霧とともに僧侶らしき姿が北へ流れ去ったという話。
- 細部
- 野手上山には行人小屋があり、男はここで7日間の禊ぎを行ってから山を登るしきたりになっていた。この山は女子の立ち入りが禁じられていたが、あるとき祖母が構わず8合目あたりまで登っていったところ、突然あたり一帯に霧が立ちこめ始め、僧のような人影がひとしきり騒いだのち、その霧に乗るようにして北の方角へと流れながら遠ざかっていったという。禁忌を破った直後に不可解な現象が起きたと語られる山の伝承である。
- 広まり方
- 1964年刊『福島県史 第23巻 民俗1』所収、岩崎敏夫・和田文夫・山口弥一郎「相馬郡飯館村民俗誌」(一〇・山の怪異)に記録がある。
- 地域
- 福島県飯舘村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ