せんだいのちょうじゃのぬかづか
仙台の長者の糠塚
国内
場所・異界
- どんな話か
- 没落した長者の屋敷にあった大量の糠が積もって塚になったと伝わる、石巻街道沿いの小さな塚。
- 細部
- かつて栄えていた長者が没落したあと、その屋敷に残された大量の糠が積み重なって塚になったのだという。この塚は石巻街道の路傍にあったが、今では崩されてしまっている。長者の繁栄とその後の没落を、糠という日常的なものの堆積によって語り継ぐ地名譚である。米をつく際に生じる糠がそれほど積もるほどの量だったという点に、かつての長者の暮らしぶりの豊かさがうかがえる。栄華の名残がやがて土に還っていく様子を、この塚は静かに物語っていたのだろう。
- 広まり方
- 出典は『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説「塚の部」。
- 地域
- 宮城県仙台市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ