のうじょたいし
能除太子
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 神罰で歩けなくなった国司が、能除太子を招いた際の火事を機に体が動くようになった話。
- 細部
- 能除太子が阿古谷にこもって修行に励んでいたころ、ある国司が神罰を受けて足腰が立たなくなってしまった。困った国司は太子を招いて祈祷を頼んだが、その最中に国司の屋敷が火事になる。驚いた国司は布団を蹴り上げて外へ飛び出し、それ以来立ち居振る舞いが元のように自由になったという。この火は般若の智火、すなわち智慧の火であり、国司の中にあった迷いや執着を焼き払ったものだと説明されている。
- 広まり方
- 1944年の『旅と伝説』に掲載された戸川安章の「羽黒山夜話(完)」による。
- 地域
- 山形県鶴岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ