のりわら
ノリワラ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 神の言葉を伝える人をノリワラと呼び、夜籠りで神々が入れ替わり現れるという相馬の信仰。
- 細部
- 神が人に憑依し、その意向を代わって語る者をノリワラと呼ぶ。神託を仰ぐ夜籠りの場では穢れがきらわれ、ひそかに獣肉を食べてきた者は行屋の外に出された。泥酔して歌った者がノリワラに追い出せと言われた途端にひっくり返り、昏睡状態に陥ったこともある。ノリワラをあざ笑ってひどい目に遭った人もいるという。葉山を祀るところでは葉山の神が、それ以外の神を祀るところではその神が出るとされ、幾つもの神が入れ替わり立ち替わり姿を見せ、そのたびにノリワラが送迎の役目を果たす。現れるべき神に代わって別の神が姿を見せることもあり、稲荷の代わりに月山さまが出て数年後に稲荷へ戻ったり、ある年だけ水神さまが代理で現れたりしたという。
- 広まり方
- 1949年刊行『民間伝承』、岩崎敏夫「葉山の神と人」に記録されている。
- 地域
- 福島県相馬市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ