のむぎとうげ
野麦峠
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 明治~大正期に飛騨の若い女性たちが吹雪の峠を越えて信州の製糸工場へ働きに出た史実に基づき、亡くなった女工の霊が目撃されるという峠の怪談。
- 細部
- ノンフィクション『あゝ野麦峠 ある製糸工女哀史』(山本茂実、1968年刊)で広く知られる、標高1672メートルの峠。現金収入の乏しい飛騨の農村から10代の少女を中心とする女性たちが厳冬の峠道を歩いて越え、信州諏訪・岡谷の製糸工場へ出稼ぎに向かった。悪天候や雪崩による遭難、過酷な労働環境で命を落とす者も少なくなかったとされる。峠には亡くなった女工たちを弔う供養塔があり、着物姿の女性の霊が目撃されたという体験談やテレビ番組での投稿映像の紹介がある。
- 広まり方
- 史実を基にしたノンフィクション作品の知名度と相まって、心霊体験談としても語り継がれるようになった。
- 地域
- 岐阜県高山市~長野県松本市
- 年代
- 明治~大正
- 検証状況
- 口承で流布
口伝えや報道で広まり、明確な起源が特定されていない。 - タグ