にんげん
人間
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 顔は人で体は蛇の姿で生まれた娘が善光寺に参り、分霊を受けた村の寺に通ううちに人の姿に戻った話。
- 細部
- この地に生まれた娘は顔立ちこそ人間そのものだったが、体は蛇のようであったと伝えられる。娘は救いを求めて遠く善光寺まで参詣に赴き、その哀れな姿を見た寺の側は深く同情し、娘の暮らす村へ御分霊を移して新たに寺を建てることにした。以後、娘は遠方まで足を運ばずとも村の寺へ参ることができるようになり、日を追うごとに体の苦しみが薄れていったという。やがて体つきも次第に人間らしさを取り戻し、ついには普通の娘の姿になったと語り継がれている。信仰の力によって異形が人の姿へ変わる筋立ての伝説である。
- 広まり方
- 『高志路』1939年掲載、高木實「郷土の伝説(四)」に記録がある。
- 地域
- 新潟県新潟市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ