にちれんしょうにんとつのなしさざえ
日蓮上人と角なしサザエ
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 船底の穴を鮑がふさいで難を救い、船頭を傷つけた栄螺は法力で角を失ったという由来譚。
- 細部
- 海を渡っていた日蓮上人の船に穴が開き、水が入り込んで危うくなったとき、上人が題目を唱えると大きな鮑が寄ってきて穴に吸い付き、浸水を止めたという。無事に岸へ着いたところ、船頭が栄螺の角で足を切っていたので、上人は法の力によってこの土地の栄螺から角を取り去ってしまった。以来ここの栄螺には角がないと語られる。生き物の姿かたちの特徴を高僧の逸話で説明する型の話で、海辺の暮らしに即した由来譚になっている。
- 広まり方
- 1977年刊『神奈川県史 各論編5 民俗』の昔話の実例(角なしサザエ)に記録がある。
- 地域
- 神奈川県横須賀市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ