はやまのいしいもとかれいど
葉山の石芋と涸れ井戸
国内
場所・異界
- どんな話か
- 旅僧に芋を惜しんだ女の芋が石のように硬くなり、井戸の水も涸れたという由来譚。
- 細部
- 井戸端で芋を洗っていた女のもとへ、みすぼらしい身なりの旅の僧が来て芋を分けてほしいと乞うたが、女は断った。家へ戻って火にかけても芋は煮えず、石のごとく硬いままだったので、女はそれを捨ててしまう。捨てられた芋は井戸へ落ちて芽を出し、やがて大きな葉を広げた。女が自分のものだと言い張って掘り返しても、実は一つも出てこなかったという。それきりこの井戸から清らかな水が湧くことはなくなった。施しを惜しんだ報いが土地の水枯れとして語られ、石芋と井戸の由来を説明している。
- 広まり方
- 1977年の『神奈川県史 各論編5 民俗』第八編第一章第六節(神奈川県企画調査部県史編集室)に記録がある。
- 地域
- 神奈川県葉山町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ