はやかわのにちれんしょうにんとしちめんだいじゃ
早川の日蓮上人と七面大蛇
国内
場所・異界
- どんな話か
- 身延山で修行した日蓮上人が、美しい姫の正体を大蛇に変じさせ、それが七面明神だったと見破った説話。
- 細部
- 早川町に伝わる話では、身延山にこもって九年にわたり修行していた日蓮上人が、境内の説教石の上で人々に法を説いていたという。聴衆の中に見目麗しい姫が座っているのを見て、居合わせた荒々しい武者たちが生臭坊主と罵ったので、上人は正体を見せるよう促し、蓮池の水を注いだ。すると姫は煙とともに大きな蛇へと姿を変えてとぐろを巻き、再び煙を上げて消え去った。上人は、あれは七面明神といって二十里先の山の池に住む神であると告げ、居合わせた者たちを驚かせたと伝わる。
- 広まり方
- 1989年刊『雨畑の民俗―山梨県南巨摩郡早川町雨畑―』の「口承文芸」伝説の項、都留文科大学民俗学研究会の調査に記録がある。
- 地域
- 山梨県早川町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ