ねたみ
嫉み
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 自分の娘に家を継がせたい未練を残して死んだ継母の嫉妬が祟り、楽人の子が急死し妻も患うが、遺髪を継母の墓に納めて治まったという。
- 細部
- 京の一条に暮らしていた、雅楽を家業とする者の息子にまつわる話である。この息子には継母がいたが、実の娘にこそ家を継がせたいという強い未練を胸に抱いたまま亡くなってしまった。それから間もなく、息子は継母がこちらに向かってくると口にしたかと思うと、そのまま息を引き取ってしまったという。さらに三日後には息子の妻までもが病に倒れたが、亡き継母とのゆかりを示す血縁の品を整えてその墓に納めたところ、妻の病はようやく快方に向かったと伝えられる。
- 広まり方
- 日本随筆大成第二期1974年収録、神谷養勇軒「新著聞集」に記されている。
- 地域
- 京都府京都市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ