まつやましのなわめねどころはんてんとふはんじょう
松山市のナワメ寝床反転と不繁盛
国内
場所・異界
- どんな話か
- 魔物の通り道とされる筋のことで、その線上では寝床の向きが反転し、家も栄えないとされた。
- 細部
- ある家に魔の通る筋があると聞いた若者が、それを試すつもりで納屋の藁の上に横になった。眠っているあいだに、寝ていた向きがいつのまにか正反対になっていたという。西岡組から隣組へ一本の細い道が通じており、その底はカミミチと呼ばれて御輿の渡御路にあたる。この周辺一帯もナワメと称され、家を建てても繁盛しない土地だと信じられてきた。神が通る道と魔が通る道が同じ筋として意識され、そこに住まいを構えることが避けられていた。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』所収、河野正文「愛媛の『むら』と『いえ』」と、1983年の『愛媛県史』所収の同著者によるむらの伝承的景観の記述に見える。
- 地域
- 愛媛県松山市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ