いまばりのくびなしうまのとおりみち
今治の首なし馬の通り道
国内
場所・異界
- どんな話か
- 節分の夜に首なしの人が首なし馬で通る土地で、出会えば出世できるが家は建てられない。
- 細部
- 小鴨部と別所の集落の境を走る道沿いに、ナワメと呼ばれる細長い土地がある。毎年二月四日の節分の夜が更けると、首のない人が首のない馬にまたがってここを通り過ぎるという。恐ろしい姿にもかかわらず、これに行き会うのは吉兆とされ、どんな身分の者でも出世が叶うと語られた。ただし土地そのものは人の住む場所ではないとされ、ナワメに家を建ててはならないという禁が伴っていた。異形の通り道として道筋が確保されている形である。
- 広まり方
- 1985年の『伊予の民俗』の河野正文「愛媛の「むら」と「いえ」」と、1983年の『愛媛県史』の同じ著者によるむらの伝承的景観の記述に見える。
- 地域
- 愛媛県今治市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ