なんじゃもんじゃのき
なんじゃもんじゃの木
国内
場所・異界
- どんな話か
- 弘法大師が食事に使った枝の箸を地面に挿すと、たちまち芽吹いて大木になったという。
- 細部
- 土手に腰を下ろして仏の教えを説いていた弘法様に、聞き入っていた老婆がむすびを差し出した。手元に食器がなかったため、そのあたりの木の枝を折って箸の代わりとし、食べ終えるとそれを地に挿していった。すると挿した枝はその場で根づき、葉を広げ芽を伸ばして、見る間に大きな木となったという。人々はこれをなんじゃもんじゃの木と呼んでいる。杖や箸が生きた木に変わるという型は各地の弘法伝説に共通しており、教えを受け入れた土地に恵みが残るという構図で語られている。
- 広まり方
- 1989年刊の『長野県史 民俗編 南信地方 ことばと伝承』第十二編口頭伝承、第二章伝説の弘法伝説の項による。
- 地域
- 長野県飯田市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ