しかまのきょじんがつくるななつもり
色麻の巨人が作る七ツ森
国内
場所・異界
- どんな話か
- 巨人朝比奈三郎がタンガラの土をゆさぶって七ツ森を作り、足駄の石やこぼれた土が周辺の山になったという。
- 細部
- 巨人であったという朝比奈三郎が、タンガラと呼ばれる背負い籠を七度にわたって激しくゆさぶったところ、こぼれ落ちた土が積もって七つの峰、すなわち七ツ森になったのだと伝えられている。歩いていた朝比奈三郎の足駄の歯に石がはさまり、それを振り飛ばしたところ、加美郡色麻村の小栗山に落ちて男石という石になったのだという。そのあと、タンガラの中身をすべて投げ出して残った土から、同じ郡の西小野田にある薬莱山ができ、投げ捨てたタンガラにわずかにくっついていた土から、薬莱山のかたわらにあるタンガラ森ができたのだと語られている。巨人の何気ない仕草の一つひとつが、周辺の山々の由来として結び付けられている。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の伝説:山の部に記録がある。
- 地域
- 宮城県色麻町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ