ななついど
七ツ井戸
国内
場所・異界
- どんな話か
- 日照りの続く日、木こりが水を多く含む柳を伐ろうとしたところ声に止められ、その晩現れた柳の化身の教えで七本の井戸を掘り当てたという水の由来譚。
- 細部
- 秩父市に伝わる話で、日照りが続いたある日、木こりが水気を多く含むという柳の木を伐ろうとしたところ、伐らないでほしい、代わりに水が湧く場所を教えようという声がどこからともなく聞こえてきた。木こりはそのまま伐らずに帰宅したが、その晩、美しい女が枕元に立ち、今日助けてもらった柳です、七人の子がいるのでその下を掘ってみてくださいと告げて消えたという。翌日、木こりが教えられた通りに子柳を探して根元を掘ってみると、七本すべてから清らかな水がこんこんと湧き出し、これが村人たちにとって大切な飲み水になったと伝えられている。
- 広まり方
- 1986年刊行『新編埼玉県史』別編2(民俗2)第十二章第二節、根津富夫の記録による。
- 地域
- 埼玉県秩父市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ