はこねのとうのさわななふしぎ
箱根の塔之沢七不思議
国内
場所・異界
- どんな話か
- 箱根塔之沢に伝わる七つの奇談で、鳴らぬ鐘や白い犬のいないことなどを数え上げる。
- 細部
- 塔之沢の土地には、七つの不思議が数えられていたという。撞くことを禁じられて音を出さない鐘、白い毛の犬が一匹もいないこと、烏が鳴き声を立てないこと、女はみな丸顔で細面の者がいないこと、豆腐屋が朝寝をすること、履物が消えてしまうこと、井戸を使わず山の水を引いて用いること、の七つである。伝える資料によって細部の説明は揺れており、烏が来ないのは食べ物がないためだ、水は筧で山から取るのだ、といった注釈が添えられる場合もある。禁忌と生活習慣と偶然の重なりが、まとめて土地の不思議として数えられている。
- 広まり方
- 1916年の『郷土研究』所収、山中共古「七不思議の話」と、1920年の『郷土趣味』所収、磯貝宗楽「各地の七不思議(上)」に記録がある。
- 地域
- 神奈川県箱根町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ