なみのうえのみや
波之上宮
国内
場所・異界
- どんな話か
- 波之上宮の仁王尊が蝸牛のチンナンと歌比べをして負け、怒って叩きつぶしたため天罰で動けなくなったという由来譚。
- 細部
- 波之上宮に祀られる仁王尊は、仲の良かったチンナンという蝸牛と連れ立って月見に出かけ、その場で歌を詠み合う歌会を開いたという。ところが仁王尊が詠んだ歌をチンナンにやり込められてしまい、悔しさから皮肉めいた歌を返したところ、これも見事に歌で切り返されてしまった。すっかり怒った仁王尊はこぶしでチンナンを押しつぶしてしまい、波之上のあたりに毛の生えた平たい蝸牛キイミイチンナンが多いのはこのためだといわれる。そして仁王尊が今なお動かずにいるのは、その乱暴を天の神にとがめられ、罰として動けなくされたからだと伝えられている。
- 広まり方
- 1973年の『沖縄県史』第3章第1節、新屋敷幸繁「那覇は新しい昔話の誕生地」に記録がある。
- 地域
- 沖縄県那覇市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ