なまくび
生首
国内
場所・異界
- どんな話か
- 夜道で女の生首を見た武士が逃げ込んだ家の男にも凄まじい目で睨まれ、生首谷という地名の由来になったという。
- 細部
- ある武士が夜道を歩いていると、棒の先に女の生首が突き刺さっているのを見つけて肝を潰し、一目散に逃げ出した。明かりのともる家を見つけて助けを求めたところ、その家の男から爛々と光る恐ろしい目で睨みつけられ、武士はまたも逃げ去るしかなかった。翌日、村人たちと連れ立って現場に戻ってみると、そこにあったのは悪人の手にかかって殺された女の首だったという。この出来事から、この谷は生首谷と呼ばれるようになったと伝えられる。一方で、大昔に鬼が人間の生首を引き抜いてはこの場所に捨てていたのだとする言い伝えも残っている。
- 広まり方
- 1937年の『旅と伝説』に収められた田中勝雄「山水伝説―続南桑民譚雑録二―」に記されている。
- 地域
- 京都府亀岡市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ