なきいし
泣き石
国内
場所・異界
- どんな話か
- 小野川で美しくなった小町が若者に追われて生き埋めにされ、つまずいた石が泣き石と呼ばれる話。
- 細部
- 米沢市に伝わる小野小町の言い伝えの一つに、泣き石と呼ばれる石の話がある。湯治のために小野川を訪れた小町は、次第に容色が整い、評判の美女になっていったという。ところがその美しさゆえに若い男たちから追い立てられる羽目になり、逃げる途中で足をとられて倒れた末に、生きたまま埋められてしまったと伝えられている。倒れた際に踏みつまずいたとされる石は、後に泣き石と呼ばれるようになり、日照りの続く晴天であっても表面がいつも湿っていたという。悲劇の記憶を留める石として、この土地では特別な意味を持たされてきたのだろう。
- 広まり方
- 1981年の『伝承文学研究』所収、水野道子「米沢市における小町伝説」に記録がある。
- 地域
- 山形県米沢市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ