なかにやしき
中荷屋敷
国内
場所・異界
- どんな話か
- 白山比咩神の化身の女に頼まれ小箱を運んだ京の法師が下余田で正体を明かされたという中荷屋敷の由来。
- 細部
- 経巻数百巻を馬に積んで松島寺へ運ぶ途中だった、京の法師蘭駝という人物にまつわる話である。加賀の白山のふもとにさしかかったところで一人の女に出会うと、自分も奥州へ行くところなので頼みがあるといい、小さな箱を託されたのだという。女は先に行って待っていると言い残し、法師は言われるままその箱を馬の中荷(なかに、中央に載せる荷)にして運んでいった。下余田まで来るとその女が現れて箱を受け取り、丁重に礼を述べたのち、実は自分は白山姫神の化身であると明かして姿を消してしまった。この出来事にちなみ、この場所は中荷屋敷と呼ばれるようになり、今も白山の祠が祀られている。
- 広まり方
- 『宮城縣史 民俗3』(1956年)の伝説・屋敷城館の部に記録されている。
- 地域
- 宮城県名取市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ