なえしろざくら
苗代桜
国内
場所・異界
- どんな話か
- 神から授かって植えられたと伝わる桜で、枝を落とした者は病に伏し、開花が苗代作りの合図とされた。
- 細部
- 堂の山の墓地に立つこの桜は、六川長三郎勝家が神から譲り受けて根づかせたものだと語り継がれている。花の咲く時期が苗代にとりかかってよい合図とされ、農作業の暦の役目を担っていた。それだけに粗略な扱いは許されず、枝が邪魔だといって落とした者は病に臥せったという。信仰の対象であることと暮らしの目安であることが、一本の木に重ねられている。
- 広まり方
- 1987年刊の『長野県史 民俗編 東信地方 ことばと伝承』第12編口頭伝承の植物の伝説(細川修・松本清人)に記録がある。
- 地域
- 長野県立科町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ