なっちゃみやしき
なっちゃみ屋敷
国内
場所・異界
- どんな話か
- 長健寺の樅の木に棲む怪物が夜ごと負ぶってほしいと唸り、応じた男が大金の入った袋を得て屋敷跡と呼ばれた。
- 細部
- 下郡にあった長健寺の境内、一本の樅の木の上に何かが棲みついており、夜になるたびに「おんぶしたい」と訴えるような声でうなっていたという。ある男がその声に向かって、負ぶってやるから降りてこいと呼びかけると、背中に重たいものがしがみついてきた。そのまま背負って家まで持ち帰り、下ろしてみると、それは大きな袋であり、中には金貨がぎっしりと詰まっていた。男はこれによって大変な金持ちになったという。この出来事にちなみ、村の人々はこの場所を、泣き止むという意味を込めてなっちゃみ屋敷と呼ぶようになった。
- 広まり方
- 1956年刊『宮城縣史 民俗3』の妖怪変化・幽霊の事例篇に記録がある。
- 地域
- 宮城県亘理町
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ