みょうぎほうし
妙義法師
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 自ら魔道へ入って魔類を悪念から遠ざけ、悟りへ導こうとした法師と伝えられる。
- 細部
- 比叡山にいたという妙義法師は、みずから誓いを立てて魔の世界へ身を投じた。魔に属する者たちが悪しき思いを抱かないよう仕向け、そのまま悟りの側へ引き寄せようとしたためだという。この覚悟があったからこそ、山では天狗を軽んじずに尊び、その霊験もあらたかなのだと説かれている。怪しいものをただ退けるのではなく、内側へ入り込んで導くという発想が語られている点に、この話の特徴がある。
- 広まり方
- 1977年刊の『日本随筆大成第三期』に収める天野信景『塩尻』に記される。
- 地域
- 滋賀県大津市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ