かためのむすめ
片目の娘
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 水が穴に吸い込まれたとき身を投じて蛇体となり穴をふさいだ豪族の娘の犠牲を語る話。
- 細部
- 夏になると毎年のように水が不足し、村人は水をめぐって諍いを繰り返していた。ある年もいつものように争っていると、川底に穴が開いて流れがそっくり吸い込まれてしまった。そのとき片目であったという土地の豪族の娘が穴へ身を投げ、蛇の姿となって塞ぎ止めた。以後この地は水に困らなくなったと伝えられる。娘はやがて鯉に姿を変えたといい、その川には片目の鯉が一匹だけ棲むと語られている。
- 広まり方
- 1913年の『郷土研究』に載る古井男「娘の犠牲」に記録がある。
- 地域
- 滋賀県長浜市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ