べんてんのもうしごだったむすめがいけへきえたはなし
辨天の申し子だった娘が池へ消えた話
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 辨天に願をかけて授かった娘が成長したのちお礼参りに訪れ、池を見つめたまま姿を消したという話。
- 細部
- 佐内家では長らく子に恵まれなかったため、嫁は近所の井の頭辨天に願をかけた。すると願いが叶い女の子を授かり、近所の人々からは神の申し子だと言いはやされて育った。娘が成長したある日、母娘は揃って辨天へお礼参りに出かけた。すると娘は突然殺気立った顔つきで池の中をじっと見つめたかと思うと、そのまま岸を離れて池のほうへと身体を運ばれていったと伝えられている。授かった娘が同じ池にそのまま引き戻されるように消える結末が異常として語られている。
- 広まり方
- 高橋文太郎の記録『化け弁天』(旅と伝説、1929年)に収録され、西東京市の旧保谷市域で伝わっていた。
- 地域
- 東京都西東京市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ