ひめしまのもうじゃへのちゃそなえ
姫島の亡者への茶供え
国内
人型の怪異
- どんな話か
- 弔う人のいない亡者は喉が渇いて道をさまようため、仏壇の茶を下げて土塀にかけ与える。
- 細部
- 姫島では、身寄りのない亡者は喉の渇きに苦しみながら道端をさまよっていると考えられている。そのため、家々では仏壇に供えていたお茶を下げるとき、そのまま処分せず、屋外の土塀にかけておく習わしがあった。行き場のない亡者がそれを舐めて渇きを癒やせるようにという心遣いからの行為である。無縁の死者への供養と、日常の茶を下げる作法とが結びついた漁村らしい習俗といえる。
- 広まり方
- 1981年の『伝承文学研究』に、河野憲一「国東・姫島村の漁民伝承」の一項目として収められている。
- 地域
- 大分県姫島村
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ