じゃぶちのみず
蛇渕の水
国内
場所・異界
- どんな話か
- 涸れることのない池は讃岐の満濃池と地下でつながるといい、別の淵の水は乳の出を助けると信じられた。
- 細部
- 土居の地には水にまつわる言い伝えが複数残る。かつて蛇渕と称された池について、古老は水源が国境を越えて讃岐の満濃池まで通じていると語り、事実これまで一度も水が絶えたことがないという。もう一つは投身の跡にまつわる話で、貴人に仕えた乳母が乳の出ないことを思い悩んで身を投げ、村人が憐れんで祠を建てて霊を慰めた。以来、乳の乏しい母親は身投げのあった岸から徳利を縄で下ろして水を汲み、その水で炊いた粥を口にすると乳が出るようになるといい、今も若い女性が足を運んでいる。
- 広まり方
- 2000年の『四国民俗』所収、近藤日出男「愛媛県東予にみる民間小祠第一報人口流出後の山村周辺部」による。
- 地域
- 愛媛県四国中央市
- 年代
- 不明
- 検証状況
- 伝承由来
近代以前の民間伝承が下敷きになっている。 - タグ